価値[再]創造

創価学会における素晴しき体験と
めぐり合った会員や幹部との思い出を基に
価値観を再構築していきます

感情と理性

かなり昔,学会員だがアンチ池田という方と話をしたことがあります.わたしは若かったので,池田先生は偉人と思い込んでおり,そのおじさんに説明しようと努力しました.もともと聞き上手だったので,おじさんのアンチ池田話を冷静に聞いていましたが,おじさんは途中から感情が入ってきて恐くなってきました.それでも我慢して聞いていると,おじさんは,若造(わたし)に対してムキに話している自分の姿に気付き,急に優しくなりました.感情というのは人間にとって大事なものですが,時に理性を打ち消して人を暴走させることがあるものと学びました.

感情を排除して理性的に物事を判断し行動することは,とっても難しいですね.難しいですが,行う努力をしないといけません.多くの学会員は,学会や池田先生のことになると,理性的判断がかなり鈍くなるように見えます.普段の生活では理性的な人が,学会や池田先生のこととなると人が変わってしまって話が通じなくなるのです.それはまるで何かのスイッチが入ったように見えます.

どなたかのブログに書いてあったような気がしますが、スポーツチームやアイドルに夢中になって,周りが見えなくなった熱烈なファンのようですね.催眠術をかけられた人が,刷り込まれたキーワードで豹変するようなものです.催眠術にかけられた人が後で述べることでよく耳にするのは,「命令されたことに従うことが心地良かった」という言葉です.「なぜ従うのか」という論理より心地良いという感情が優先されるのでしょうね.

池田先生や学会本部は,会員の感情のコントロールに長けていますね.ある種の集団催眠なのかもしれません.時には「先生を守ってあげたい!」と思わせ,時には父親的な安心感を与え,時には組織から離れると地獄に落ちると脅し,気が付くと学会を離れられなくなってしまうのです.いろんな論理的矛盾があっても,つき従うのが心地良いようになってしまうのでしょう.

その心地良さというのは,依存することの快感と言っていいでしょう.公明議員にいろいろおねだりする学会員が多いですよね.親友から教えてもらった小林秀雄の言葉に,「自分で答えを探さずに人から与えられた解答で安心するのは奴隷根性の一種だ」という意味のものがあります.学会の中では「答え」が沢山用意されています.学会員はその内容の検証を全くしません.その証拠に,学会員の話す言葉は驚くほどみな同じです.だから話をしても応用が全く効きません.学会の「答え」で安心するのを引き換えに,奴隷根性まる出しにはしたくないものです.

学会員の風景 第3回

【第3回:「青年部幹部会」結集へ向けて(下)】

京香「それに,こんなに強引に誘うだけの価値が,その会合にあるっていう自信がどこにあるんですか? 誘うからには,魅力のある会合じゃなきゃいけないと思わないんですか?」
妙子「わたし自身は,絶対にひとりひとりにとってプラスになる会合だと思ってる」
京香「いつもと同じことやるのに?」
妙子「そりゃあ,形式は同じかもしれないけど……」
京香「一体どういう思いで誘ってるんですか? 妙子さんだって,結局はただ座ってるだけしょ.連れてきて,あとは『あなた次第よ』みたいな.よくそれで,絶対に良いから来いなんて,無責任なこと言えますね」
妙子「だから,先生のお話を聞けば,何かきっとつかめるだろうと思って.そのためには,まず参加することが戦いじゃない」
京香「行けばどうにかなる,なんて考え,おかしいんじゃないですか.そんな,魔法じゃないんだから.それにもっと,行きたくない人の立場にたって,考えてみて下さいよ,幹部の側の論理ばかりじゃなくて.行きたくない人の心を考えてみたことありますか」
妙子「わかろうとしているつもりだけど……」
京香「だったら,そんなこと言わないでしょ.『わかろう』としているんじゃなくて,『わからせよう』としか思ってないんですよ」
妙子「……」
京香「第一,わたしのこと別に深く考えてないでしょう?」
妙子「そんなことない,そんなこと絶対にないよ.まだまだわかってあげられてないかもしれないけど,京香ちゃんと一緒に幸せになりたいって思うからこそ,青年幹にと」
京香「本当にわたしのこと思ってるって言うんだったら,会合に誘うことなんかより,もっとやることあるんじゃないですか.先生とかいう前に,妙子さんとわたしの人間関係をつくんなきゃいけないと思いません? 表面的な話しかしたことないじゃないですか.わたしのこと,なんにも知らないでしょ? それに,妙子さんからは,『先生はね』とか,そういう話しか聞いたことなくて,妙子さん自身の肉声は全然聞いたことないですよ.そんな人に『思ってるのよ』とか言われても,信じられますか? 会合の時とかだけ来て,きれいごと並べて」
妙子「確かにね.そう思われても仕方ないわ」
京香「だから,わたしは結局,妙子さんや他の幹部の人たちが自己満足するためだけの,結集要員でしかないんだろうな,なんだかバカにされてるなあ,と思うわけですよ」
妙子「そんなことないってば」
京香「こっちの立場で考えたことないから,わかんないでしょうけど,そういうのって,敏感に伝わってきてるんですよ.わからせようとしかしていない,って言ったのはそういうことです」
妙子「そっか,ごめんね,わたしがいたらなくて.わかった,わたしもう一度いろいろ考えてみるから.とりあえず今日のところは,入場券だけもらってくれるかな」
京香「行きません!」

その晩,結集状況を確認する区の打ち合わせで,他の幹部を前に,妙子は今日の報告を.結論は「京香ちゃんが言うのはもっともだけど,あんなふうにしか思えないなんて,やっぱりかわいそう.見方を変えてあげなきゃ.もっと京香ちゃんのこと祈っていこう」でした.

聖教新聞の表現(3)

聖教新聞が前時代的な表現を繰り返す理由を見極めるために,重要な考察が足りませんでした.あれを命令しているのは,いったい誰なのか?ということです.今回は,聖教新聞の評判を悪くしているのは誰のせいかということを考察してみようと思います.

可能性は2つに絞られるでしょう.1つは池田先生の命令,もう1つは秋谷会長を中心とする組織運営機関による命令です.複数の本部職員の証言から判断すれば,池田先生の命令ということになります.つまり,聖教新聞を非常識なものにしているのは池田先生ということになります.

本当にそうなのかを考えてみようと思います.主な判断材料としては次のものが挙げられます.

- 池田先生は(悪口だらけの)聖教新聞を(おそらく)毎日見ている.
- 衛星放送される幹部会の前座で,幹部達が悪口ばかり言うのも池田先生は知っている.
- 世間で聖教の評判が最低であることを組織運営機関は知っている.

これらから考えてみますと,池田先生絶対の組織において,組織運営機関が聖教の体裁を決めているとは考えにくいです.もし池田先生が、「(敵対者は)のたれ死ぬまで攻めろ」という言葉に違和感を抱く人なら、早くやめさせているはずです.「平和」「対話」「友情」を語る池田先生がそんなことするわけがない!と思われる活動家がいるかもしれませんが,「平和」「対話」「友情」を実際に語っている(書いている)のは組織運営機関のスタッフで,池田先生ではありません.

つまり,

末端組織や最高幹部の多くも困っているが,池田先生が命令するから仕方なくやっている

わけですね.同じようなコメントをゴブランさんもされていました.みなさんはどう考えますか?

ところで,池田先生の直属部隊は,昔から強烈な行動を起こしています.古くは僧侶の吊し上げから始まり,最近ではNTT通話記録漏曳事件に直属部隊長とも言うべき有名元青年部幹部が関係していると言われています.後者の事件については,古川氏(1/29)が述べていることとは別に,わたしは事件から半年くらいたった頃に信濃町から漏れ聞きました.別件かもしれませんが逮捕寸前だったとも.こうしたことから察するに,池田先生はエグい事を結構平気でできる人であるようですね.聖教で勘違いの罵倒表現をさせるのも分かるような気がします.

聖教4面で悪態を吐くことを「やらされている」幹部達はかわいそうですね.聖教の内容が将来問題になったとき,おそらく彼等が責任をとらされるのでしょう.筆頭は秋谷会長でしょうか.「NTT通話記録漏曳事件後、直属部隊長の陰が薄くなり秋谷会長の立場が強くなってきている」という古川氏の話と似た話をわたしも信濃町の人に聞きました.秋谷会長は誰かより先に死んでなるものかと思っているとも聞きました.積り積っている学会不祥事に関して,自分(秋谷会長)が故北条会長(*)のような立場に仕立て上げられてはたまりませんもの.

(*) 宮本邸盗聴事件で責任者とされました.
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