人はみんな偽ってる部分があって当然なんですが,その程度が酷い場合は,信用してはいけません.大規模な詐欺(八葉物流事件など)や90年代に問題を起こした宗教(オウムなど)などでは,多くの人が辛い日々を送ることになってしまいました.自分と関わるもの(組織等)が信じるに足るものかどうか,「偽りの度合」を検証してみる冷静さが大切ですね.

機関紙や書籍,組織内で流れる情報だけでも,「偽りの度合」を推定することができます.前に考察したように,聖教での悪態が池田先生の本性からきているであろうこともその一つです.他に,こんなのはどうでしょう?

(1)
池田先生は海外からたくさんの賞をもらっている.すごい!あれ?でも,途上国がやけに目立つなぁ.共通するのは,いったい何だろう?少なくとも外貨の日本円は強力だろうな.ん?共通点ってそれだけでは?実際,お金の寄付によるお礼っぽい賞もあるし.それって,思想的なものとは関係ないよね?

(2)
イラク戦争が始まって嫌だな(2003/3).この時こそ池田先生に頑張ってもらおう!あれ?本部幹部会の衛星放送はないのか(2003/4).池田先生が病気なの?早期回復を祈ろう...やっとイラク戦争が終わったよ(2003/5).先生はまだ病気かな?え!次の本部幹部会(2003/6)には参加されるの?やった!あれ?やけにタイミング良く治ったな.あれ?しかも本部幹部会で戦争に関する言及はないじゃん.

(3)
聖教四面座談会では,山崎正友さんって有名だな.何したんだろ.なに?元学会顧問弁護士で学会を恐喝して3億円も取ったって?なんて悪いやつだ.あれ?でもさ,学会が完全に純粋な組織で,経理の胡麻化しもなく,非合法的なこともしていないのなら,恐喝されることないじゃん.山崎さんが持ってたネタって3億円の価値があるってこと?すんげーヤバいネタじゃないの?

探せば他にいろいろ出てくると思います.これら多くの懐疑的な出来事に対してまで信仰上の意義を見出そうとするのは間違いです.それは信仰心の強さとは無関係です.過去に社会問題を起こしたカルト宗教の信者達が,教祖に対して何も疑わなかったことと何が違うか比較するという思考作業は,自分の信仰心を高めるためにもいいと思います.みなさんやってみましょう.