この時代に関係がありますので、とある掲示板からSGI氏の発言を抜粋します。

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125 名前: SGI 投稿日: 2003/05/25(日) 12:55

>>124 自己レスの続き

まもなく半世紀に及ぶ「池田=秋谷時代」が終わる…。
学会SGIは、世代交代を図り“池田イズム”の継承と共に世界宗教をめざす。
果たして、どのように世代交代を成し遂げ、SGIの第二幕を進めるのだろうか。
秋谷執行部の、最後で最大の手腕が問われる時を、今迎えようとしている。


 さて「池田政権」は、いわゆる言論出版問題で危機を招いた。
 それ故に学会中枢は、活路を「学会の社会化」に見出す。つまり〔平和・文化・教育〕だ。「世界広布」の名の下で欧米識者との会談や、「社会に開かれた学会」のスローガンによる映写活動、合唱祭、地域友好イベント、図書贈呈・施設寄贈といった、現在の学会SGIの原形が生まれた。
〈参照「創価学会(SGI)は世界宗教をめざす」スレッド >230 〉

 この「学会の近代化」から「学会の社会化」路線は、今日明らかなように、日蓮正宗の教義に抵触する問題を内包している。そこで、本部中枢・テクノクラートは、正本堂の完成を「本門・事の戒壇」建立と意義づけ、名誉会長の会長就任あいさつの「化儀の広宣流布をめざして一歩前進の指揮」という所信表明に終止符を打ち、新たに「広布第二章」を掲げる。
 つまり、日蓮正宗の教義を改変・逸脱・革新する“池田教”による「新・化法の広宣流布」の誕生であった。
〈参照・同スレッド >242 >243 >246 〉

 正法正義に基づかない創価学会は、これ以降、ご承知のように、実にさまざまな不祥事を次々と引き起こしていく。同時に、“池田大作”を神輿に担ぐ旧青年部池田派内部にも、深刻な亀裂を生んだ。
 路線変更や会長に対する個人崇拝の域に達していた現状を苦々しく思う人々や、名誉会長ら最高首脳幹部の独裁体制に疑いを抱く者たち、神輿と担ぎながらも「俗物・池田大作」を見限る幹部の群像、側近として「茶坊主」「腰ぎんちゃく」に生きる連中など、隠微な派閥抗争・主導権争い、追い落とし、取り込み、密告・告発・疑心が本部の内実となる。


129 名前: SGI 投稿日: 2003/05/26(月) 23:33

>>125 自己レスの続き

 特に、絶対者として君臨する名誉会長と、現実対応を重視する秋谷人脈の間で、学会中枢の主導権をめぐって駆け引きが続いた。「創共協定」(昭和49年12月)などをめぐり、秋谷人脈の幹部たちは“俗物・池田大作”の勝手気ままな独走が学会の存亡に関わると判断していた。

 名誉会長にしても、秋谷会長らにしても、それぞれが「創価学会」に人生をかけてきた。「創価学会」は、それぞれにとって手塩にかけた我が子のように、人生の“作品”だ。己が創り上げたという自負がある。その“作品”が意のままにならないことは、共に許し難いことでもあるのだ。

 そこには、御本尊の偉大な功力によって創価学会の発展があったという「感謝の気持ち」「信心の発想」は断じてなく、自己の業績を誇る“慢心”ともいうべき執着心しかない。「私がやった。全て私が道を開いた」といった発言が、それを物語る。学会中枢には、仏法信仰者としての矜持がない。

 そこへ宗門から、「学会の社会化」路線―その象徴である「五十二年路線」に対して、批判の火の手が上がる。それまで誰も首に鈴がつけられなかった池田会長を会長勇退に追い込んだのである。“絶対者・池田大作”の失墜であった。

130 名前: SGI 投稿日: 2003/05/26(月) 23:35

>>129 自己レスの続き

 しかし、この“無血革命”は、同時に学会中枢の世代交代の気運を高めた。世代交代を最も恐れたのが、秋谷人脈をはじめとする旧青年部池田派の面々だった。
 広宣流布への使命感や情熱に燃える30代だった青年部池田派も、すでに50代半ばの壮年世代。自己の権益や地位を守り、保身に走る。あるいは、学会の一人立ち・世代交代を認める程には枯れていない。働き盛りだ。こうして学会内部の派閥抗争・パワーゲームに、世代間の確執も加わった。

 そこで中枢首脳幹部は、クーデター防止のために、名誉会長の復権と共に、再び「先生を守ることは学会を守ること」との“幻想”を若手幹部に打ち込み、自分たちの地位を脅かす者を炙り出しては、造反者に仕立てたり、閑職や議員、外郭団体に飛ばし、主流からはずしていった。

 学会中枢の主導権は、北条前会長が亡くなった事で、名誉会長人脈から秋谷人脈に移っている。今の名誉会長は「裸の王様」だ。まさに単なる神輿に過ぎない。
 実権を握る秋谷人脈の最高首脳幹部たちは、自分たちが名誉会長に照らされた≪影≫であることを十分に自覚している。だからこそ、再び“名誉会長”を担いで、権益を守るのである。

 秋谷会長は、北京で名誉会長に土下座して忠誠を誓ったと伝えられている。土下座で臣下の礼を示し、名誉と豪奢な生活を保障することで、実質的権限をがっちりと握ったのである。
 名誉会長の「意を体する」形で、一層池田大作の宣揚に取り組み、今日のSGI路線を推進。これは、名誉会長の想いと利害と一致するが、“池田大作”をタテにした「実権派」秋谷人脈の処世術でもある。


131 名前: SGI 投稿日: 2003/05/28(水) 00:06

>>130 自己レスの続き

 「実権派」と深く結びついているのが、学会葬儀社の社長H氏や『聖教』御用達の広告屋Y氏、会館建設を取り仕切るH氏、S大学のO氏など、旧「社長会」の面々が「利権派」だ。
 「実権派」は、巨大な組織を統理運営するといった人を動かすことに喜びを覚える支配執着の人々。「利権派」は、私腹肥やし(宗教ビジネス)を生き甲斐とする物欲執着の人々。この少数の中枢幹部らが、名誉会長と共に“池田大作”を躍らせながら学会を牛耳っている。

 「実権派」の施策を支えるのが、中央の「実務派」H氏、M氏、N氏といった「御義口伝メンバー」を中心とする学会テクノクラートの実力者たち。役員室や常任中央会議、総務会、本部事務局などを主宰する。
 そして「実権・実務派」の方針を具体化するのが、M氏、T氏、U氏、O氏、N氏、W氏、Y氏などの方面組織の筆頭副会長ら。この「組織派」ともいうべきグループは、県青年部長時代に培った人脈があり、副会長になった現在、そのネットワークが“もう一つの創価学会”を形成している。

 また「実権・実務派」のブレーンに当たるのが、広報室、企画室、渉外局、教学部、顧問弁護士団などで、これに様々な工作や謀略を担当する「影の軍団」を含めて、創価CIA(SCIA)という“影の創価学会”がある。

 「学会の国際化」に伴って、H氏とかT氏、N氏、A氏といった“SGI人脈”による情報も、最近はかなり反映されるようになっている。この“SGI人脈”に、世襲制をめざす「奥様・御子息派」が接近しており、海外での派閥抗争も激しい。


132 名前: SGI 投稿日: 2003/05/28(水) 00:09

前レスの続き

 世襲制を支持推進する連中は、どの派閥にも存在する。
 学会総体をまとめていくには「世襲制がベスト」との認識に基づく。
 ⇒参照・「創価学会(SGI)は世界宗教をめざす」スレッド >415 >416 >417
 ところが、「長男・博正」擁立派と「三男・尊広」擁立派の確執で、1つにまとまらない。

 博正氏が世襲を拒み、尊広氏が色気を出している事情や、次男・城久氏の遺児の存在、奥様の意向、「池田家」と学会との“線引き”問題、SGIと学会の関係、さらには宗門問題の絡みから“操り猊下”を担ごうとしているグループもあり、名誉会長の後継者問題は、ほぼ博正氏に固まりつつあるが、最終結論には至っていないようだ。

 学会の「永遠の指導者」は既に定められており(昨年の会則改定)、後継者といっても、単なる財産継承者であり、学会統合の“象徴”にすぎないだろう。
 現在創価学会の実質支配権は、これまで長々と記してきたように、秋谷人脈にあり、「ポスト池田」は集団指導体制となることは間違いない。しかしもし、秋谷人脈に内紛が起これば、そのまま学会総体の内紛・分裂につながる可能性がある。

 つまり本部中枢にとって、「ポスト池田」の最大の課題は、実は「ポスト秋谷」なのだ。
 それだけ秋谷会長のマネジメント能力は傑出しているということにほかならない。半世紀近くに及ぶ「池田政権」は、秋谷会長の統治(管理)能力に支えられているといっても過言ではない。秋谷会長の会長在位期間が、池田会長の在位期間の超え、最長不倒の長期間に達していることでも、ご理解いただけると思う。

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